追い焚き配管洗浄（風呂釜洗浄）

専用の洗浄剤と資機材で風呂釜配管内を追い焚き循環しながら洗浄していきます。
配管内は湯ドロや微生物の雑菌などでいっぱいです。

専用の洗浄剤を浴槽内で発泡させ、風呂釜配管に送っていきます。この発泡力で配管内部の汚れを剥がして浴槽に戻します。この循環を繰り返すことで、徐々に配管内部をクリーニングしていくことになります。

追い焚き配管内に時間をかけて洗剤を浸透させ、同時に専用の装置でマイクロバブルという細かい泡を発生させます。
洗剤がマイクロバブルとともに配管内を循環し、内部で発泡しながら汚れを剥がします。

当店では配管を傷める可能性がある塩素系漂白剤や、給湯機への負荷がかかる恐れのある洗浄機は使用しません。環境にも優しいエコ洗剤で時間をかけて循環洗浄を繰り返します。

写真の汚れはおもに湯アカや微生物の死骸などの雑菌です。これらの汚れが出なくなるまで洗浄しますが、洗浄後も配管の経年劣化で、内部のサビやゴムの一部が出てくるケースもあります。これらは汚れではありませんので、予めご了承ください。

配管口のパーツ（循環金具）も外して洗浄します。これらのパーツにはカビや石けんカスが付着していることが多いです。

せっかく配管内を洗浄しても、ここも清掃しないと少しずつ汚れが出てきてしまいます。

循環キャップも丁寧に洗浄します。

お風呂の自動お湯張りや、追い焚きをした際に「黒いツブ粒が出てきて困っている」といったお問い合わせが大変多く、当店でもその対応策を試行錯誤しながら相当数の洗浄を繰り返してきました。

このススのような黒いツブ粒は特にエコキュートに多く見られる現象で、考えられる一つの要因は浴槽配管（銅管）のゴムパッキンが劣化して流れ出てくるもの、それと不完全燃焼を起こした際に出るスラッジ（スス）が流れ出てくるものではないかと思われます。

現段階としては、この黒いツブ粒の量を今よりかは軽減が期待できるとしかお伝えができません。洗浄後に一時治まったとしても、時期や量の違いはあるにせよ、そのうちにまた出てくる可能性は高いです。

一般的なガス給湯器と同様に、湯ドロや人体皮脂分などの汚れは一掃できますが、スス状の黒いツブ粒に関しては除去しきれない可能性があることをあらかじめご了承をいただければと思います。

洗浄後も多量に出てくるようなら、一度メーカーへのご相談をおすすめします。